究極のお嬢さん芸

すきなことを、すきなだけ

冬物語winter’s tale ロイヤルオペラハウスシネマシーズン1

早速行ってきました、ロイヤルオペラハウスシネマシーズン。

今回はクリストファー•ウィールドンのwinter’s tale 冬物語です。

 

わたしとしては前回と違うキャストと同じキャストの割合がちょうどよかったです。ではレビューを。

 

リオンティーズは平野亮一さん

去年のツアー中にこの役を急遽デビューした平野さん。バレエで苦悩を表現させたら世界一でお馴染みの(わたしの中だけ)エド•ワトソンに振り付けられた役ですが、平野さんのリオンティーズを確立されてて素晴らしかったです。

 

平野さんは本当に美しく踊る方、というかパの一つ一つが完璧な形で踊る方、ってイメージで本当にそこは相変わらず美しく踊ってましたが、やはりあのなんだかすごい筋肉の持ち主、エド•ワトソンに振り付けられたんだなって感じるところは少しありました。

でも心理描写、心理表現は、エドと違う場面を切り口にしてたと思います。

自分の中の小さな想像が一気に膨れ上がりそのままキレきっちゃって傍若無人、っていうのがとても丁寧に表現されてたと思います。

生まれたてのパーティタに手をかけそうになる自分を認識してるので、ちょいちょい戻るけどやっぱりキレちゃってるから周りが見えないというか見てないまま、あれよあれよ悲劇起こって1幕終了。3幕は少し魂抜けてる感じも、エドとは違う感じ。なんであんな不安に取り憑かれたしまったのかわからず魂抜けてしまった王、って感じでした。

 

若い2人、昔の親友、そして愛する王妃が戻ってくることで、彼自身も魂を取り戻してきた感じです。

結構平野さんのリオンティーズは感情豊かな感じで、それこそ1幕の1番最初とか、ハーマイオニーと家族、そして親友ポリクシニーズに対してストレートに愛情を表現していたから、その後の落差、そこから徐々に取り戻していく感じがわたしは好きでした。あとね、ここからまだ反省してねって思わせる感じも、好きです笑。やっぱりこの人可哀想だけど、でもお前ちゃんと反省しろって人物でもあると思うので。

 

ハーマイオニー王妃はローレン•カスバートソン

ここはオリジナルキャストですね。

彼女、すごく、好き。(どストレート)

心優しい母であり女性である面と、王妃としてというかやはり女性としての威厳、両方をしっかり感じました。

エドの時とまた解釈を少し変えてる感じも受けました。

今回、リオンティーズとハーマイオニーは結構同等の立場で向き合ってる感じがしました。1幕ですね。  

だから初期からハーマイオニーはリオンティーズに対抗して自分を伝えようとしてる姿がかっこよかったです。

あと3幕、あれ、多分、まだ、リオンティーズのこと、許してない。笑

本当にそんな簡単に許せることではないので、正直納得しました。笑。

許しの物語なのにー!

それでもきっとパーティタとポーリーナに取り計らいで徐々にリオンティーズを許していく聡明さを感じる役作りで、結果ローレン大好き。(2回目)

今回自分のパートナー2人ともオリジナルキャストではないし、後述するポリクシニーズのマシューくんとか若手で、彼女の担う役割は初演時以上の部分はあったと思いますが、彼女は舞台の上でとても自然に目の前にいる相手を信頼して踊ってるのが感じられて、素晴らしかったです。あと役に合わせた香水をそれぞれ持ってるってなんて女性らしいステキな趣味なんだろー!って素直に感心しました。

結果、ローレン、大好き。(大事なことなので3回言いました。)

 

ポリクシニーズ王は期待の若手、マシュー•ポールくん!

彼とリース•クラークくんは若手2トップです。

オリジナルキャストは誠実の塊、フェデさんですが、マシューくんも素直で実直なポリクシニーズ王を作っていたと思います。

だからもっと胸を張ってほしいというか、もっと出るときは出てほしいと感じました。

トーマスさんにいいようにされてる感とかとても可愛かったけども。

腕と肩の動かし方が、アダム•クーパーっぽい感じがして、それがとてもドキドキしました。

 

ちょっと前の平野さんもそうだったのですが、サポートに徹してしまいご自分の個性の部分が結果薄くなる、というのがときたま男性若手ダンサーにはみられるのですが、どんどんそこは主張してってほしい!

 

平野さんは確実に一皮剥けた感がありました。

 

というわけで相変わらず長くなりそうなので次回につづく。