究極のお嬢さん芸

すきなことを、すきなだけ

やだ、バレエのこと超好き

She is [シーイズ] 自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ

こちらのウェブサイトでコラムの公募をされてて応募しました。

残念な結果だったけど、良い経験になったのでブログに載せます!

では以下からどーぞ!

 

バレエが超好きだ。もう、どうしようもなく、好き。

いつでもどこでも音楽が流れていれば1人でご機嫌に踊っていたから、3歳になってすぐに母はわたしをバレエ教室に入れた。もちろんキラキラして美しいチュチュやトゥシューズにすぐに心奪われたけど、でもそれらはあくまで後付けの魅力で、やっぱり毎週金曜日レッスンで踊ることが大好きだった。そこに理由はない。

ただバレエは残酷なまでに美しい世界だ。小学校3年生くらいから体型についてわたしは気になり始める。かなちゃんは足が少し太いから、そんなこと誰が言ったかなんてもう覚えてないけど、体型の悩みはゆっくりと自分の中に浸透していって、どんどん踊ることが楽しくなくなった。結局5年生の秋にバレエを辞めた。そのまま体も心も変わっていく思春期に突入、わたしは思いっきり太ってしまった。そこからしばらくバレエから離れた生活を送ることになる。そう、バレエなんてなくても人は生きてはいける。

再びバレエに関わり始めるのは24歳になってからだ。そのときのわたしはロンドンに留学中で、ちょっとだけ投げやりな生活をしていた。せっかく留学してるんだから恋愛しなくちゃ!楽しまなきゃ!って思い込みの下、楽しくもないパーティに顔を出して楽しいフリをしていたのだ。そんなときに久しぶりにバレエを1人で観に行った。

ロミオとジュリエット

結果として世界で一番有名なラブストーリーに、びっくりするほど心が動かされた。言葉ではなくダンスだからこそ、わけもわからないほど心の奥底から揺さぶられる。そして今の生活は自分をごまかしていて、本当に好きなのはこの美しいバレエの世界だったことをついに思い出したのだ。
最初はバレエを観るたびに体型で悩んでいた自分を思い出してかなしくなったり、楽しく踊ってたらそれで良かったのにどうしてこうなったのかとか、過去を責める自分がいた事も事実だ。でもそれでも客席に座るたびに、過去が優しく清算されていった感覚があったのだ。好きなんだもん、それでいいよ、そんな許し。その反面、客席に座るのはいつも真剣勝負の場でもあった。何一つ見逃さないように集中する。それは舞台の上から伝わる集中力を自分も感じるから、それに対して自分も真摯に舞台に向き合う。帰り道、その日のバレエを振り返る時間は自分だけのとても贅沢な時間だった。

わたしは多分バレエを通して自分をみてきたのだ。ただ音楽にあわせて踊ってられたらなって思うことは正直今でも時々感じる。踊ってればよければ時代は終わってしまったけど、だからといってすべてが終わったわけではない。好きなら、超好きなら、その好きなものはわたしを決して裏切らない。どんなに離れてしまっても、必ず戻ってきてくれるのだ。そんなことをバレエはわたしに教えてくれたのだ。やだ、わたし、バレエ、超好き。そんなことを胸に秘めつつわたしは今日も前に進む。