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12/9 Mamma Mia! マチネレビュー

わたしはMamma Mia!で泣きたいのです。
12/9 Mamma Mia! マチネレビュー

マンマミーア!というミュージカルはとてもパワフルで明るくてとっても楽しい作品である。ABBAの音楽に合わせて最後は劇場が一体となって盛り上がるのはやはりこのミュージカルの大きな特徴だろう。
誰かが死ぬわけでも、革命が起きるわけでもない。
でも、だからこそ生きるって実は大変でみんなそれぞれ悩みを抱えてる。でも、まぁ悩んでても仕方ないからとりあえず歌って踊るしかないよねっというパワー(別名おばば力)をこのミュージカルから感じたいのだ。
それは一種の開き直りだ。

娘ソフィーのお父さんが誰かわからない=自分って何者?というのはとても真剣な悩みだけど、今回客席に座ってて、そのこと悩んでるの!って言えるって若さで可愛くて素晴らしいことで、悩んでる本人にしたら迷惑だろうけど、悩んでる姿すらまぶしい。
でも母ドナは悩んできたことを外には基本的に出さない。出したところでお金になるわけでも解決策になるわけでもなく、彼女は悩んでる時間すら必死にシングルマザーとして子育てとホテルの運営をしてきたのだ。
でもやっぱり心の内に葛藤はあるわけで、それはダイナモスの2人にはさらけ出せる。そして2人の親友も軽くなりすぎず重くなりすぎず受け止める。
まず第1号泣ポイントはその女の友情、チキチータである。
その後紆余曲折ぎゃーぎゃー騒いだあと、slipping through the fingersで、わたしにはチョイスがなかった、お母さんはわたしを勘当したからでも後悔はしてない、失望した?と娘に問いかけるシーンがある。このシーン自体、娘を持つ母親には必殺シーンらしいのだが、やはりこのセリフがドナを1番よく表している気がするのだ。ドナの人生がみえるセリフだし、やっぱり見せてほしい。
ここでドナの人生がみえると、最後のマンマミーア!でなぜか涙がでてくるのだ。やっぱりさー、大変なこともあるけど頑張ってると時々いいことあるよね!で、やっぱり歌って踊るしかないよね!って明るい開き直りなのだ。

だから、わたしはマンマミーア!で号泣したいのである。
わかってるよ、これ。超少数派なのも。
でもね、メリルさんがちゃんとそれやってるのよね笑。

あとおばば力ポイントとして肉体美の若い男の子たくさんでてくるのですが、そこはまだ素直にいいねって思えるほど大人じゃないのよねー。

客席はいつも盛り上がるし、やっぱりとっても楽しいの!それでもう十二分満足なの!でももう少しだけ一歩進んだものもみたいのよねーって贅沢な悩みでした。