究極のお嬢さん芸

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リアム•スカーレットのヘンゼルとグレーテル 覚書

今回はHansel and Gretel
来年ついに新作バレエでライブシネマされるリアム•スカーレットの作品についての覚書です。

リアム、本当にすごいです。彼の作品はクリーピーなところ、バイオレンスなところ、とても衝撃です。とても美しいバレエを使ってかなりダークなものを作ってます。でもそこが好き。そしてかなりおしゃれ。

あぁメモの前にこんなに書いてしまった笑!

とりあえず以下からどうぞ。


Hansel and Gretel,such a creepy modern ballet!

新進気鋭の振付家、リアムスカーレットの作品ヘンゼルとグレーテルを観て参りました、合計4回。
元々5回公演キャスト2組のみの小さな公演です。

バレエのイメージとは真逆の、ダークで性的で暴力的で救いのないバレエ。
でもちょっとクセになっている自分がいたり。

メインステージではなく併設されているリンバリースタジオという300席くらいの小さな空間。1番前の席に2回座ったけど本当に目の前で踊ってました。

ヘンゼル
幼い男の子らしさが随所に散りばめられてる振付。たしかに小さな男の子ってすぐに誰とでも仲良くなるよなーって思いながら観ていました。幼さや無邪気さからくる危うさって怖い。

グレーテル
しっかり者のお姉さん。お父さんや弟を守るために強気で立ち向かう姿はとても現代的な女の子って感じ。(時代設定は1950年代だけど。)
最初登場したときの、年相応に父親を励まそうとしている姿から、最後の完璧に大人の表情になっている姿の落差がわたしのテンションどん底に突き落とします、毎回。

お父さん
この人はとても弱いけど、1番まともな登場人物。飲んだくれだわ、ビール瓶で殴られるわ、娘に庇われるわ、あんまいいとこないんだけど、その弱さに同情してしまう。ヨハネスさんの飲んだくれ姿、その後の必死に子供たちを探す姿がグッときます。

継母
衣装がかわいいけど、とんでもない人です。常にタバコ吸ってるし旦那ビール瓶でなぐるし子どもにも容赦ないけど、そのぶっ飛んでる感じは好き。
継母とお父さんのダンスはとても激しくて毎回ドキドキしていました。ラウラさんって超万能型バレリーナだよなぁ。

魔女
っていっても男です。アレックスさんが怪我のため、平野亮一さんのシングルキャスト。
彼を初めてみたのがドン・キホーテのライブ中継で、素晴らしいプロポーションとダンスの美しさにとても感激したものの、ジュエルではちょっと受け身でうーんとなっていました。
ですが、今回のこの役をみたらこの人大化けするかも!と思わざるを得ません!
個人的には、このバレエで1番気持ち悪い役なのが魔女。
初めてみたときあまりにも生理的に受け付けなくてほとんど直視できず。それはこの役にとってはとてもいいことなんだけどね!
回を重ねるにつれ、さらに気持ち悪くなっていきました、すごい!
また彼の踊りの美しさ(ロイヤルの中で1.2を争うと思う)がキャラクターの気持ち悪さを引き立てます。彼に捕まったヘンゼルとグレーテルはすごい表情になるのですが、わたしも多分同じ表情していたでしょう、そして多分そのすごい顔したわたしを彼も(他のキャストも)みているでしょう笑。

砂男
バレエのみのキャラクター。
ほんとはマックレーくんとドナルドさんのダブルキャストの予定でしたが、ジゼルのほうであるダンサーが怪我してしまい玉突きキャス変でマックレーくんは降板。YouTubeでたまたまみた彼のこの役に興味を持ってチケットを取ったのでちょっと残念。でもドナルドさん、すごかったです。
ぬるっと登場してからものすごい存在感。2幕、それまであまり砂男から感情らしきものは感じられないのですが、彼が嫉妬っていう感情をみせた瞬間物語が一気に結末にむけて動きだすとわたしはおもいました。
ドナルドさん、毎回どんどん良くなっていって千秋楽は笑いがおきてたり本当素晴らしかったです。