究極のお嬢さん芸

すきなことを、すきなだけ

なんとなく思いがあふれる満月

満月ですね。

世間はW杯でもりあがってますが、わたしは全然追い付かず。

 

仕事はベースとしてとても楽しいけれど忙しくもあります。でもとても楽しい。

 

最近、わたしが今ここにいる意味を強く感じます。ここにいる必然性、というのかな、ちょっとオーバーだけどそんな感じ。

 

この2年を経て、わたしは今どこか刹那的な部分を持って生きるようになった気がします。一種の諦観であり、開き直りでもあると思います。

 

今一緒にいることが当たり前でもそれはずっとではない、それでも一緒にいれることが嬉しいのならその気持ちをまっすぐに持っていようと感じてます。

 

終わりがくることを理由に、好きな気持ちに制限をかけることをやめた、という感じです。

 

仕事を初めてから1ヶ月ですが、わたしがここにいる意味とか、なにかとても大きな部分での線が繋がったというか、ここにくるまでの今までなんだなって思います。

 

この先のことは考えてないです。

すべてがひと段落したとき、きっと何かが見えるのだと思います。

 

まずは吸収できるものはすべて吸い取ってやろうと思います。

 

なんとなく、こんなことをたまには書きたくなる、センチメンタルな気分です。

 

 

復帰する

2017年2月に舞台の仕事を辞めました。

最後に関わった公演が、わたしにとってやりたいことが出来た公演でした。

 

あのときは休みもないし毎日終電だったり大変だったと思うんだけど、それ以上に楽しかったです。

 

あと、わたしがこれをやりたいって言うと、みんながどこからかやってきてそれを実現させてくれました。

本当にね、あれは不思議な体験でした。

 

それでもって6月からまた舞台の世界に戻りました。

相変わらずわたしの関わるプロダクションはイレギュラーばっかり起きてるけど、開き直って楽しむことに決めました。

 

舞台の世界から離れてたのは結局1年3ヶ月で、そう考えると意外と短かったけどそれでも濃い時間だったし、千秋楽のあとの撤収作業中に絶対に戻ってくると誓ったことが叶ったのが本当に嬉しい。

 

与えられたチャンスを目一杯楽しもーっと、日々思っています。

 

まずはこの公演を成功させるよう、全力を尽くしつつ、楽しみます。

 

 

 

さらけ出すこと、引き出すこと

She is さんのvoice 公募に応募しました。テーマがわたしには難しくて、だからこそ楽しかったです。

テーマはですね、ほのあかるいエロ、です。はい、むずかしー笑。

 

 

She is [シーイズ] 自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ

 

よければどうぞ

 

さらけ出すこと、引き出すこと


この前ちょっと全部めんどくさくなって、2ヶ月ほどロンドンに行ってきた。ロンドンに行く度に、劇場にたくさん行くのだけど、『Venus in fur』という、ちょっとダークでシニカルだけどある意味ロマンティックコメディな芝居にどハマりして、結局5回もその劇場に足を運んでしまった。


 ある大嵐の夜、マゾッホの小説『毛皮のヴィーナス』を舞台化するため、演出家のトーマスは主演女優のオーディションを行っていたが、なかなか適役は現れずにいた。そこに偶然にも主役と同じ名前の女優ヴォンダが現れる。最初はヴォンダを適当にあしらうトーマスだったが、そのうち二人だけのオーディションは思わぬ方向に進んでいく…。といったストーリーである。


 “マゾ”の語源であるマゾッホの『毛皮のヴィーナス』という小説がモチーフになっているからか、最初から最後までずっと、舞台の上には男女のエロティックな緊張感が漂っている。トーマスとヴォンダの二人しか出てこないが、いわゆるラブシーンどころかキスシーンすらない。でも、際どいシーンはいくつかある。 


この作品は稽古場という密室の中で、二人のポジションが常に切り替わっていく。演出家と女優、現実とフィクション、SとM、男と女、そんなものが一瞬であっさりとスイッチングされていく。そのたびにトーマスは自分が無意識に隠していた自我をヴォンダによって引き出されていくのだ。


 会話劇なので、最初はストーリーを追いかけていくだけで必死だったのだが、そうじゃない部分でわたしの何かが引っかかっていた。それを知りたくて劇場に何度も通い、台本まで買ってしまう熱の入れようだった。


 帰国して少し時間がたった今、ちょっとだけその引っかかった何かがわかった気がする。密室という空間で、普段隠している自分を全部さらけ出すことも、自分の影響で目の前にいる相手が隠している何かを引き出すことも、両方とってもセクシーなこと。そのある種の快感を追体験したくて劇場に通っていたのだと思う。

あともうひとつ、ヴォンダとトーマスの関係で好きなところがある。二人はお互いに自らの意思で向き合い、さらけ出しあっているところだ。書いてみると本当に当たり前のことなんだけれど、自らの意思と相手の同意って、大人のエロティックな関係の基盤として何よりも大切なことなんだと改めて思い知らされた。

 

このことをしっかり認識することが、大人への第一歩なんだなと感じる、今日この頃。

はんな、の理由。

このブログは、はんなって名前でやっているのですが、なんとなく本名は恥ずかしいなって思ってペンネームをつけました。

 

じゃあなぜはんな、なのかというとですね、ロンドンのスターバックスで毎回Hannahとカップに書かれるからです。

 

f:id:bestest-k:20180424120932j:image

 

イギリスとあとパリもそうでしたが、スターバックス行くと間違えないように名前聞かれてカップに書いてくれます。

わたしの名前はシンプルなので普通に本名を伝えてたのですが、まぁ毎回毎回Hannahででてくるわけですよ。

そこまでいくと楽しくなってきて、毎回スターバックス行くたびどうなるのかなって1人遊びしてたのですが、合っていたのはたった1回だけでした。

コベントガーデンのイケメンバリスタで、名前合ってただけで好きになりかけた笑。

 

でもこうやって思いもかけず名前をゲットしたのでこのブログで使ってみたのです。

 

ふふふ、このタイミングでちょっと話してみたかっただけです。

 

というわけで今回の記事で200!

これからもどうぞよろしく。

冬物語winter's tale ロイヤルオペラハウスシネマシーズン3

最終回の今回は好きな人たちと、映像について、総括って感じで書きます。

 

第一回はこちら

 

bestest-k.hatenablog.com

 

第2回はこちら

 

bestest-k.hatenablog.com

 

というわけで今回一番最初にテンションがあがったのはトーマスさんとベネットさんの従者コンビ2ショットですよ。

ふたりともプリンシパルキャラクターアーティストに昇格してしまったので、踊る役が少なくなってしまうのかと思うととても寂しいのですが、でもずっと舞台には立っててくれるのはうれしい限り。

ふたりともオリジナルキャストで、やっぱり舞台の演劇面を支えてますよね。

まずベネットさんのほうは、前よりもずっとパーティタへの愛情を感じました。前回はどこかこんなことしたくないって思いが見えていたのですが、今回はそれ以上にどうか無事であるようにって感じがしました。でもこれはテクニカルチームの問題ですけど、前回より熊のシーンは微妙だったかな。

 

トーマスさんは今回重臣でありながらポリクシニーズのお目付け役感がとってもすてきでした。これはオリジナルキャストのフェデさんより若いマシューくんにあわせてですよね。フェデさんのときは右腕っぽい感じだったので、こういう細かい差がトーマスさんのすてきなところの一つです。

2幕はトーマスさんの魅力全開でしたわー。なんというか、小さな仕草を笑いにつなげられるって実は難しいし、あのシーンのいいアクセント。ああ、幸せ。もう彼のヒラリオン見れないのは寂しいけれど、いつか彼のドン・キホーテドロッセルマイヤーをみるのはとても楽しみなのだ。

 

そしてもうひとり、忘れてはいけないギャリーさん。

ギャリさん今回も羊飼いのお父さんキレキレやったわー。ギャリさんは現れるとギャリさん一色になるからすごい。

3幕のギャリさんベネさんトーマスさんが一瞬そろうシーンはわたしだけのハッピータイムでした。

 

ここからはライブシネマの醍醐味、インタビュー動画について。

まずはローレンとダーシーのインタビュー。

ローレンの香水エピソードはとってもすてきでしたね。ローレンとダーシーは地元のプリンシパルっていう大きな共通点もあるし、結構がっつりそれについて対談してほしいな。ケヴィンよろしくー笑

 

もうひとつ、ジョビー・タルボット、ボブ・クローリー、クリストファー・ウィールドンの製作3人の対談はとても面白かったです。まず3人ともキャラクターが個人的に妙にツボだったのと、やはり舞台をゼロからイチにする部分は話だけでもワクワクしてきます。いろんな専門家がそれぞれのスキルを存分に使って作品をつくりあげていく過程をほんの少しだけ垣間見れて幸せでした。こういうのは本当に血が騒ぎます。

 

というわけでwinter's taleレビューはこれにて終わりです。

次回はマノン、そしてバーンスタイントリプルビル!!たのしみすぎます!

冬物語winter’s tale ロイヤルオペラハウスシネマシーズン2

一回書いたのに消えてがちへこみなんですけど、あきらめずにもう一回書く。

ふぁっくゆーふりーわいふぁい

bestest-k.hatenablog.com

 

ではまずはポーリーナのラーラ・モレラさんから。

ラーラさんはすばらしいダンサーで大好きだし、ポーリーナも良かったですが、この役のオリジナルだったゼナイダさんが圧倒的過ぎてちょっと物足りなかったです。

やはり彼女が王妃亡きあと王を叱咤激励してきたのだろうし、また影で王妃を支えてきたのもポーリーナであり、マミリアスの供養をしてきたのも彼女なのだろうなっていう、そのポーリーナの人となりがゼナイダさんの表現でグサグサ突き刺さってたので、そこと比べてしまうのは酷だとわかっていますが、やはりそう感じました。

ラーラさんよかったし、今の団内でポーリーナできるのもやっぱりラーラさんしかいないんだけどさ。

 

パーティタはオリジナルキャストのサラ・ラム。

ラムちゃんはローレンとは反対に、パートナーが変わっても彼女はほぼスタンスは変わらず、美しく可憐なパーティタでした。

2幕はゴリゴリ踊り続けますが、やはり美しい笑顔のまま、踊り続け場を引っ張るのは大変だと思う。ラムちゃんのすごいところは、いつもハイクオリティであるということ。実はとても難しいことだと思います。

感情表現は結構わかりやすいタイプなので、それこそハーマイオニーみたいな複雑さや微妙さを表現できる役で見てみたいです。

マノンのライブシネマが彼女なので楽しみです。(でもフランキー・ヘイワードちゃんでもマノンみたい。)

 

フロリゼルはワディム・ムンタギロフ

絶対ワディムって性格いいやつだと思う。笑

なんかあの素直に祭り楽しんでる感があまりに無邪気でちょっとニマニマしながらみてました。

なんというかシチリアと比べてボヘミアは牧歌的な雰囲気ですが、その牧歌的雰囲気とワディムご本人の人のよさがマッチしててよかったです。

あとやはり彼はなんというかBeatiful creatureですね。

ラインの美しさがもう、神々しいです。

 

羊飼いはマルセリーノ・サンベくん

彼の圧倒的な陽のオーラとテクニックはみててとても気持ちがよかったです。

ファニーなステップで笑いも起きていたし、やはりテクニックはバレエ団でもトップクラスな気がします。

マノンではレスコー兄を演じているそうですが、あの圧倒的ポジティブなサンベくんがどんなレスコーを演じているのか、観てみたいだよ。

これからもそういう役を演じてどんどん幅が広がっていくといいね!

 

羊飼いの娘はベアトリス・スティック=ブルネル

彼女も新作に重要な役でキャスティングされますよね。

羊飼いの娘はオリジナルだし、パーティタも初演時セカンドだったはず。

ステップが一つ一つきれいだし、音楽性も多分クリストファーが意図していることをかなり正確に表現しているんだろうなってかんじ。

彼女のパーティタぜひみたい!

 

というわけで今回はここまで。

次回は総括と大好きな人たちについて書きます!

冬物語winter’s tale ロイヤルオペラハウスシネマシーズン1

早速行ってきました、ロイヤルオペラハウスシネマシーズン。

今回はクリストファー•ウィールドンのwinter’s tale 冬物語です。

 

わたしとしては前回と違うキャストと同じキャストの割合がちょうどよかったです。ではレビューを。

 

リオンティーズは平野亮一さん

去年のツアー中にこの役を急遽デビューした平野さん。バレエで苦悩を表現させたら世界一でお馴染みの(わたしの中だけ)エド•ワトソンに振り付けられた役ですが、平野さんのリオンティーズを確立されてて素晴らしかったです。

 

平野さんは本当に美しく踊る方、というかパの一つ一つが完璧な形で踊る方、ってイメージで本当にそこは相変わらず美しく踊ってましたが、やはりあのなんだかすごい筋肉の持ち主、エド•ワトソンに振り付けられたんだなって感じるところは少しありました。

でも心理描写、心理表現は、エドと違う場面を切り口にしてたと思います。

自分の中の小さな想像が一気に膨れ上がりそのままキレきっちゃって傍若無人、っていうのがとても丁寧に表現されてたと思います。

生まれたてのパーティタに手をかけそうになる自分を認識してるので、ちょいちょい戻るけどやっぱりキレちゃってるから周りが見えないというか見てないまま、あれよあれよ悲劇起こって1幕終了。3幕は少し魂抜けてる感じも、エドとは違う感じ。なんであんな不安に取り憑かれたしまったのかわからず魂抜けてしまった王、って感じでした。

 

若い2人、昔の親友、そして愛する王妃が戻ってくることで、彼自身も魂を取り戻してきた感じです。

結構平野さんのリオンティーズは感情豊かな感じで、それこそ1幕の1番最初とか、ハーマイオニーと家族、そして親友ポリクシニーズに対してストレートに愛情を表現していたから、その後の落差、そこから徐々に取り戻していく感じがわたしは好きでした。あとね、ここからまだ反省してねって思わせる感じも、好きです笑。やっぱりこの人可哀想だけど、でもお前ちゃんと反省しろって人物でもあると思うので。

 

ハーマイオニー王妃はローレン•カスバートソン

ここはオリジナルキャストですね。

彼女、すごく、好き。(どストレート)

心優しい母であり女性である面と、王妃としてというかやはり女性としての威厳、両方をしっかり感じました。

エドの時とまた解釈を少し変えてる感じも受けました。

今回、リオンティーズとハーマイオニーは結構同等の立場で向き合ってる感じがしました。1幕ですね。  

だから初期からハーマイオニーはリオンティーズに対抗して自分を伝えようとしてる姿がかっこよかったです。

あと3幕、あれ、多分、まだ、リオンティーズのこと、許してない。笑

本当にそんな簡単に許せることではないので、正直納得しました。笑。

許しの物語なのにー!

それでもきっとパーティタとポーリーナに取り計らいで徐々にリオンティーズを許していく聡明さを感じる役作りで、結果ローレン大好き。(2回目)

今回自分のパートナー2人ともオリジナルキャストではないし、後述するポリクシニーズのマシューくんとか若手で、彼女の担う役割は初演時以上の部分はあったと思いますが、彼女は舞台の上でとても自然に目の前にいる相手を信頼して踊ってるのが感じられて、素晴らしかったです。あと役に合わせた香水をそれぞれ持ってるってなんて女性らしいステキな趣味なんだろー!って素直に感心しました。

結果、ローレン、大好き。(大事なことなので3回言いました。)

 

ポリクシニーズ王は期待の若手、マシュー•ポールくん!

彼とリース•クラークくんは若手2トップです。

オリジナルキャストは誠実の塊、フェデさんですが、マシューくんも素直で実直なポリクシニーズ王を作っていたと思います。

だからもっと胸を張ってほしいというか、もっと出るときは出てほしいと感じました。

トーマスさんにいいようにされてる感とかとても可愛かったけども。

腕と肩の動かし方が、アダム•クーパーっぽい感じがして、それがとてもドキドキしました。

 

ちょっと前の平野さんもそうだったのですが、サポートに徹してしまいご自分の個性の部分が結果薄くなる、というのがときたま男性若手ダンサーにはみられるのですが、どんどんそこは主張してってほしい!

 

平野さんは確実に一皮剥けた感がありました。

 

というわけで相変わらず長くなりそうなので次回につづく。